こんにちは!ニコです。完全に個人的の主観ですが、お話しさせてください。
はじめに
私には2人子どもがいて、前職はIT関係のお仕事をしていました。フルタイム勤務の正社員です。子どもが小さいながらも「働けるうちに働いて稼がねば」という何ともシンプルな理由で2人目出産後も1歳前に保育園に預け復職。最初は使命感もあり、社会に適用しようと必死でした。
今となってはこの使命感や社会への適用の意味とは…と疑問に思っています。
家庭と仕事の両立
私にとって両立とは決して簡単なことではありませんでした。
子どもとは予測不可能な存在で、自分のスケジュール通りには到底動いてくれないんです。ママがお仕事だろうが関係ないんですよね。
上の子3歳、下の子1歳の時です。まだこの世に生まれてきて3年しか経っていないのに、「急いで」「早くして」と毎日のように急かしていました…その時の私は時間が迫っていることへの焦りで常に余裕が無く、子どもたちには本当に申し訳なかったなと思います。
根拠のない自信→過信
私は両立できるはず。スケジュールも立てたし、家事も上手くやれると思う。という想像だけの過信が大きな間違いでした。現実は何もスムーズにいきません。
出勤しても行き着く暇なく、仕事脳に切り替えひたすらお仕事。夕方になり、子どもたちの保育時間ギリギリセーフでお迎え。家に着いたら座る間もなく「お腹すいた。」そして子どもたちとお風呂、歯磨き、寝かしつけ。やっと寝たと思っても、残りの家事対応。
どんどん笑えなくなっていました。
会社の理解
これはワーキングマザーのメンタル面に大きく影響します。私の場合、退職を決意する大きな要因でした。
自分自身一生懸命やってるつもりでも、家庭と仕事を一通り見て評価してくれる人がいるはずも無く、上司から見れば会社の私でしかないんです。シビアですが、これが現実で当たり前です。家庭面での自分の評価を会社に求めるのは違うということは分かっています。
ただ、園からの呼び出しの電話に怯えながら仕事をする中、急な早退や欠勤に対応できるようタスク整理を心がけていても、仕事って終わりがないんです。次から次へと降ってくるんです。正直、心が何度も折れそうになりました。
子どもの体調不良で付き添い入院しなければいけない場合でも、PCを病室に持ち込み寝てる間に仕事をする。誰もそれに疑問を持たない。だって仕事の期日が明日だから。
「無理しなくていいよ」この言葉って案外残酷なもの
無理しなかったら子どもが弱点みたいな言い方するでしょう?と先が見えてくるんです。(ひねくれた考え方をしてしまう自分も情けないのですが…)私は上司と反りが合わなかったことも一つの要因です。自分が体調を崩しお休みを申請すると、遠回しにズル休みだと疑われ、子どもの体調が安定しないと私の育児面の甘さを問われました。そんな人ばかりではないと分かっていますが、私が置かれていた環境ではこれが現実だった為、メンタル面は更に過酷になっていきました。
働き方への考え方
世間もウイルスの影響で慌ただしくなり、完全テレワークへ移行しましたが、これがまた大変で、子どもも登園できない状況下だと仕事なんて全くできないんです。実家も遠く、預け先も無い状況で家庭と仕事場が同じになるというのは、とてもキツイものがありました。また上司からの対応も受け止めきれなくなっている自分がいて、だんだんと心が弱っているのを実感しました。また、子どもに当たってしまう自分にもがっかりし、毎日子どもの寝顔を見ながら自己嫌悪です。
わたしの分岐点
何のために働いているのか、自分が一番優先すべきものは何か、お金は必要だけど、欲を出さず最低限の額だけ稼げれば精神面が豊かになるのではないか。
そこで、退職というワードがより濃くイメージできるようになりました。
退職した私が今思うこと
率直にこの行動は間違いでは無かったと実感しています。
納得のいく時間の使い方ができていることへの満足度
会社員時代は収入の保証はあっても、自己投資できるほどの時間はありませんでした。また家庭で過ごす時間を圧迫する一方で、ストレスが膨らみ純粋に子どもに愛情を注げていたかというと嘘になります。(ママとして本当に申し訳ない)
何のためにお金を稼ぐのか、最低限必要な額を算出し、勤務は時短でその他の時間は自己投資、または家族と過ごす時間に当てることで、家庭環境も安定を見せつつあり、自分が学びたかったこと、今後の成長へ投資する時間が増えました。
精神衛生上とても良い環境だと言えます。
今後、自己投資した時間で稼ぎを安定させ、自分にあった働き方を手に入れて、子どもの夢を叶えるために頑張りたいと思います。
まだまだ未熟ですが、一歩踏み出すのと足踏みしているのは違うなと自分に言い聞かせ、進みます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。